農村に広がる直行バスのエリア、高速鉄道へのアクセスが便利に
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【2月4日 CNS】中国・山東省(Shandong)済南市(Jinan)平陰県(Pingyin)の劉伝東(Liu Chuandong)さん夫婦は、たくさんのおみやげをスーツケースに入れ、北京に住む息子を訪ねるため高速鉄道の駅に向かった。利用したのは、駅へ向かう直行バスだ。
平陰県から済南市中心部までは90キロ以上離れている。これまでは高速鉄道の駅に着くまで大きい荷物を抱えて長距離バスに乗り、タクシーか市内バスに乗り継ぐ必要があり、4時間近くを費やしていた。それが今年は、1時間強で駅にたどり着くことができた。春節(旧正月、Lunar New Year)期間特別ダイヤの初日から、高速鉄道の駅に直行するシャトルバスが登場したのだ。
高速鉄道が通らない各地に「高速鉄道サービスステーション」が設けられ、最寄りの高速鉄道駅までのシャトルバスの運営がスタート。ステーションには待合室や観光インフォメーションがあり、高速鉄道のチケット購入もできる。
山東大学(Shandong University)交通計画・設計研究センターの張汝華(Zhang Ruhua)主任は「シャトルバスの誕生で、遠方の農村部が高速鉄道経済圏に組み込まれることになる。地域の発展のアンバランスを緩和する効果がある」と指摘する。
2019年、山東省では鉄道建設に375億元(約5800億円)を投入。運営距離は6589キロに及び、そのうち高速鉄道は1987キロに達した。山東省の開発計画によると、2022年までに高速鉄道の運営距離は建設中も含めて3900キロに達し、2025年までに4400キロ、2035年までに5700キロに延伸する。同時に高速鉄道サービスステーションの設置は、分散した「点」を「線」のネットワークに変え、高速鉄道の恩恵を受けるエリアを大幅に拡大していく。
サービスステーションは広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)、雲南省(Yunnan)、内モンゴル(Inner Mongolia)、山西省(Shanxi)、河南省(Henan)などでも相次いで建設され、高速鉄道がもたらす「自由」を多くの地域に届けている。(c)CNS/JCM/AFPBB News