【1月29日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は29日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が1-6、6-3、6-4、6-2で第15シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を退け、自身初となる四大大会(グランドスラム)のベスト4入りを果たした。

 夏の日差しが照りつける中、第1セットをあっさり落としたズベレフだったが、そこから一気に巻き返してベテランとなったワウリンカの復活優勝の夢を打ち砕いた。

 次は世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)の勝者と対戦し、勝ち上がれば決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の勝者と相まみえる。

 豪森林火災の被害に対する支援として、大会で1勝するごとに1万豪ドル(約74万円)を寄付し、優勝すれば賞金412万豪ドル(約3億円)を全額寄付すると発表しているズベレフは、「最高の気分だ」と話した。

「他の大会や、他の試合ではうまくやれていたが、グランドスラムでは壁を破れずにいた。この勝利の意味は、他の人には想像がつかないだろうね」「これから何度もベスト4に入れることを願っている」 (c)AFP/Martin PARRY