北京冬季五輪の交通プロジェクト「延崇高速」が開通
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【1月30日 CNS】中国・北京市交通委員会は23日、2022年北京冬季五輪の重要な交通プロジェクト「延崇(Yanchong)高速道路」が開通したことを明らかにした。
延崇高速道路は、2022年冬季五輪と冬季パラリンピックの期間中に、北京市延慶区(Yanqing)の五輪会場から張家口市(Zhangjiakou)崇礼県(Chongli)の五輪会場までを結ぶ幹線道路となるほか、2019年に開通した北京市内と延慶区を結ぶ「興延(Xingyan)高速」と合わせ、北京市から西北部に向かう3本目の高速道路となる。北京の第六環状線から崇礼県の五輪会場まで、従来は3時間かかるところを1時間半で到着できる。
高速道路の開通により、市民の交通の便が良くなっただけでなく、冬季五輪の特徴がよく出ており、科学技術で交通安全の保障レベルが向上したという。
道路設計の面では、スノーボードと万里の長城(Great Wall)の「烽火台」などの造形をまねて料金所とサービスエリアを設計、「無限の輪」と「五輪の門」をテーマとして建設した「杏林堡(Xinglinpu)大橋)」、「氷雪の五輪」をテーマとする「太子城(Taizicheng)大橋」などは、中国の伝統文化と地域の特色と冬季五輪の要素を映し出している。
生態環境保護の面では、新エネルギーや雨水・汚水の再生利用などの技術を応用。施工現場の粉じん、騒音やトンネル内の有害ガスを監視し、施工排水には浄化装置をつけるなど、環境に優しい道路をつくるとしている。
このほか、一部区間では氷雪防止路面、低騒音のゴム舗装技術を採用、格別に長いトンネル内には、疲労運転防止の光による眠気覚まし技術を採用し、「北斗」衛星測位システムの応用により、道路の安全保障レベルとサービスレベルを向上させるとしている。
注目に値することは、中国で他に先駆けて高速道路の時速80キロ走行でのレベル4の自動運転試験、セルラーネットワーク技術に基づく車両と道路の協働試験、自動隊列追従のデモンストレーションなどを実施している。
北京市交通委員会によると、今後、一部の区間で液化ガススタンド、オートキャンプ場を増設し、スマート化トイレ、スマート化駐車場などの改善を行い、市民の多様化する需要を満足していくとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News