【1月30日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは29日、第18節の延期分が行われ、首位リバプール(Liverpool FC)はアウェーでウェストハム(West Ham)を2-0で下し、30年ぶりのリーグ制覇にまた一歩近づいた。

 リーグ優勝にまい進しているリバプールは、今季のリーグ戦の24試合で23勝を挙げており、これで2位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を19にまで広げた。

 前半、モハメド・サラー(Mohamed Salah)がPKを決めて先制に成功したリバプールは、後半にアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が追加点をマークし、これでプレミアリーグ15連勝となった。

 2位シティとのポイント差があまりに開いているため、リバプールが優勝できるかどうかではなく、それがいつになるかが問題となっている。

 リバプールはリーグ戦の直近33試合で32勝をマークしており、この間勝ち点を落としたのは1-1で引き分けた昨年10月のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦のみとなっている。

 今季も残りが14試合になる中、リバプールが信じられないような快進撃を見せていることで、目前に迫ったリーグ優勝には歴史的な意味合いが出てきた。

 しかしユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、チームを優勝させることだけに集中しており、達成が見込まれているどのような記録もおまけでしかないと話している。

「シーズンの中では我慢が必要。ほとんど息継ぎせず、38試合を戦い終えて初めて呼吸し、自分たちが成し遂げたことに気づく」

「記録にはそれほど興味がない。われわれは(ボルシア・)ドルトムント(Borussia Dortmund)で記録をつくったが、次のシーズンにはバイエルン(・ミュンヘン<Bayern Munich>)に塗り替えられた」

「つまらない人にはなりたくないが、チームはそういう気分ではない」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS