【1月29日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は29日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は第28シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)を6-1、6-1で下し、4強入りを果たした。

 わずか53分でコンタベイトを撃破したハレプは準決勝で、元世界ランキング1位のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)と第30シードのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)の勝者と対戦する。

 8強に残った選手の中では今大会で唯一セットを落としていない好調ハレプは、おととしの全仏オープンテニス(French Open 2018)と昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)に続き、全豪オープンでも優勝を目指している。

 ハレプは「きょうはコート上での感覚がとても良かった。自分のテニスに手ごたえがあったし、脚にも力強さを感じた」とコメントした。「彼女を相手にどうプレーすればいいか分かっているから、とにかくすべてのポイントで集中した」

 2年前の全豪オープンでは、決勝でキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に敗れたハレプだが、「あの試合はまったくネガティブじゃなかった。あの時は試合を決めきれなかった。神経質になっていたのかもしれない」と続けた。

「けれど、今は経験が増えている。あの試合があったから四大大会(グランドスラム)で2勝できたし、今回も三つ目のタイトルを取る力になるかもしれない」 (c)AFP/Peter STEBBINGS