【1月28日 AFP】(更新)中国当局は28日、新型コロナウイルスによる肺炎の流行阻止を理由に、国民に渡航自粛を求める声明を発表した。

 国家移民管理局(National Immigration Administration)は、「中国人および外国人の健康と安全を確保する」ため、不要不急の渡航を延期するよう勧告。「国境を越える人の移動を減らすことが、流行の防止と抑制になる」と説明した。

 当局はすでに国内外への団体旅行を一時停止している。

 国営新華社(Xinhua)通信の5月の報道によると、2018年に中国人が海外に旅行した回数は約1億5000万回に上る。海外への中国人旅行客の激減が、国際的に観光業へ大打撃を与える恐れがある。(c)AFP