【1月28日 AFP】新型コロナウイルス流行の中心地となっている中国中部・湖北(Hubei)省の保健当局は28日、同ウイルスによるこれまでの死者数が前回発表から24人増えて106人となったと発表した。

 また、新たに1291人の感染者が確認されたことも明らかにした。これにより中国全土でこれまでに確認された感染者は4000人を超えた。

■中国渡航「再検討」を、湖北省行きは控えて 米国務省

 新型コロナウイルスによる肺炎が流行していることを受け、米国務省は27日、中国への渡航を「再検討」するよう米国民に呼び掛けた。また湖北省への渡航は控えるよう警告した。

 先週、急を要しない仕事で武漢にいる米政府職員とその家族を帰国させると発表していた米国務省は、「米政府は湖北省にいる米国民に限られた緊急措置しか提供することができない」と説明した。

 米政府職員を帰国させるチャーター機は、当初予定の28日から遅れ、29日に武漢を出発しカリフォルニア州に向かう予定。

 映像は検問を行ってドライバーや同乗者の体温計測を実施する医療従事者、武漢市内で27日撮影。(c)AFP