トランプ氏のツイートに脅威感じた、米弾劾裁判の首席検察官役が主張
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【1月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の弾劾裁判で首席検察官役を務める民主党のアダム・シフ(Adam Schiff)下院議員は26日、トランプ氏のツイッター(Twitter)投稿に脅威を感じたと語った。
トランプ氏は26日、ツイッターに「シフティー(ずる賢い)アダム・シフは『腐敗した政治家』だ。非常にきもい男なのだろう。彼はまだ、わが国にしでかしたことの代償を払っていない!」と投稿した。
その後、米NBCニュース(NBC News)でこのツイートを脅迫だと思うかと問われたシフ氏は、「その意図があった」と思うと答えた。
トランプ氏はかねて、特有の怒りの矛先をシフ氏に向けてきた。「卑劣なアダム・シフ」「がり勉」とあざけり、シフ氏の名前を「シット(Schitt)」とつづることも一度ならずあった。
しかし、今回のツイートは一歩先まで踏み込んだようだ。弾劾裁判で検察官役を務めるゾーイ・ロフグレン(Zoe Lofgren)下院議員はCNNに対し、「大統領は、脅迫と受け取られかねない言い方をする傾向にある」「(トランプ氏は)いいかげん落ち着いて、もう少し大統領らしくあるべきだ」とコメントした。
一方、共和党のジェームズ・ランクフォード(James Lankford)上院議員はCNNに対し、トランプ氏が「殺害予告をあおっているとは思わない」と述べ、同氏のツイートはシフ氏が政治的な代償を払うことを意味しているとの見解を示した。(c)AFP