【1月27日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の元スーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏が26日、霧に包まれた米ロサンゼルス郊外でヘリコプターが墜落炎上した事故で亡くなった。搭乗していた乗客乗員9人全員が死亡した。

 ブライアント氏と娘のジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さん、他の乗客6人とパイロットが乗ったシコルスキー(Sikorsky)S-76ヘリコプターは、ロサンゼルス西部カラバサス(Calabasas)の険しい丘の中腹に墜落した。

 当局によると、数十人の消防士や救急救命士が、炎上している墜落現場の残骸にたどり着くために険しい斜面を進んだが、生存者はいなかった。その後、41歳のブライアント氏と13歳のジアナさんら9人の死亡が確認された。6人の乗客やパイロット1人の身元については公表されていない。

 高校を卒業してすぐにプロ入りを果たしたブライアント氏は、2015-16シーズンに現役を引退するまでに5度のNBA王者に輝き、米国代表としても2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得した。

 2016年に行われた現役最後の試合では60得点を挙げる活躍で、レイカーズの本拠地ステープルズ・センター(Staples Center)でハリウッド(Hollywood)映画の夢のようなエンディングを見せ、NBAでの輝かしい20年のキャリアに幕を引いた。