トルコ東部地震、38人の死亡確認 救助活動続く
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【1月27日 AFP】トルコ東部で24日夜に発生した強い地震では、これまでに少なくとも38人の死亡が確認された。26日には、倒壊した建物のがれきに埋もれた生存者の必死の捜索・救助活動が引き続き行われた。
マグニチュード(M)6.8の地震発生から48時間が迫り生存への望みが薄れる中、救助隊員約4000人がいてつくような寒さのもと、掘削機を使いがれきの中をくまなく捜索した。地震発生から約40時間後には市の中心部で3人の遺体が発見された。国営のトルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)によると、その数時間後さらに2人の遺体が発見され、エラズー(Elazig)県と隣接するマラティヤ(Malatya)県での死者数は38人となった。
トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)によると、1607人が負傷しうち13人が集中治療を受けている。
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は26日、「家屋の倒壊または損壊を受けた市民がこの冬季の生活に困らないよう保証するため、あらゆる努力が実施された」と述べた。ムラト・クルム(Murat Kurum)環境都市相は、新たな地震発生時に危険に陥る恐れのある地域で、建物の「抜本的な改修計画」を行うと言明した。(c)AFP/Gokan GUNES