【1月26日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属するレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、25日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)戦で29得点を決め、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏を抜いて通算得点の歴代3位に浮上した。

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 ジェームズはチームが22点を追う第3クオーターの残り7分半、3ポイントラインでアンソニー・デイビス(Anthony Davis)のパスを受けてドライブを開始すると、ディフェンス2人の間を割るレイアップシュートで歴史的な得点を決めた。次のタイムアウトでは、敵地ウェルズ・ファーゴ・センター(Wells Fargo Center)に集まった2万1109人のファンもスタンディングオベーションで快挙をたたえた。

 チームは91-108でシクサーズに完敗したが、ジェームズはこれで通算3万3643点のブライアント氏を抜いて歴代3位に浮上し、また一つ記録を打ち立てている。ユタ・ジャズ(Utah Jazz)で長く活躍し、通算3万6928得点を挙げたカール・マローン(Karl Malone)氏が2位に立ち、1位は通算3万8387点を挙げたカリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏となっている。

 先日には16年連続のオールスターゲーム(2020 NBA All-Star Game)出場も決まったジェームズは試合後、10代の頃に自身のヒーローだったブライアント氏からバスケットシューズをプレゼントされ、足に合わなかったが履かずにはいられなかったエピソードを明かしている。

「その晩はシューズを履いていたよ。自分のサイズは15で、彼は14だったが、それでも履いた」「多彩なオフェンススキルを持つコービーは不滅の存在だ」

「ストーリーとしては出来過ぎかな。彼の生まれたフィラデルフィアに、こうしてレイカーズのジャージーを着て来られたんだから」「運命は俺たちにいろんなものを用意する。そして正しい人生を送っていると、物事が有機的につながることがあるんだ。理屈では説明できないかもしれないが、そういうことが起こるんだよ」

 ブライアント氏も、レイカーズで2季目を過ごしているジェームズを祝福し、ツイッター(Twitter)に「レブロンはバスケットを前進させ続けている。マイブラザーに大きなリスペクトを」と書き込んだ。(c)AFP