【1月25日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は24日、今季からクレーコートでも初めてビデオ検証システムを導入すると発表した。2月のリオ・オープン(Rio Open 2020)から適用されるという。

 ハードコートやグラス(芝)コートとは違い、これまでクレーコートではラインぎりぎりの打球についてチャレンジすることは認められず、審判が赤土の上に残されたボールの跡を確認する形で行われていた。

 しかし、この方法ではどれが直前のポイントの跡か審判が正確に判断できないことがあるなど、多くの議論を引き起こしていた。

 機械による検証システムはATP250大会のほか、マスターズ1000(ATP Masters 1000)シリーズのモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2020)、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2020)、あるいはイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)のどれかでも採用される予定だという。(c)AFP