【1月25日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2020)は24日、オーストリアのグラーツ(Graz)でペア・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのアレクサンドラ・ボイコワ(Aleksandra Boikova)/ドミトリー・コズロフスキー(Dmitrii Kozlovskii)組が合計234.58点で金メダルに輝いた。

 昨年10月のスケート・カナダ(Skate Canada International 2019)で優勝した18歳のボイコワと20歳のコズロフスキー組は、シーズンベストを記録して優勝した。

 2017年の王者エフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組が208.64点で2位に、ダリア・パブリュチェンコ(Daria Pavliuchenko)/デニス・コダイシン(Denis Khodykin)組が206.53点で3位に入り、ロシア勢が表彰台を独占した。

 ロシア勢は、この日行われた女子ショートプログラム(SP)でも上位3位を独占している。

 16歳で、ロシア勢では最年長のアリョーナ・コストルナヤ(Alena Kostornaia)は、2位を大きく引き離す84.92点を記録して首位に立った。

 2位には77.95点でアンナ・シェルバコワ(Anna Shcherbakova)が、3位には74.95点でアレクサンドラ・トゥルソワ(Alexandra Trusova)がつけた。両者はFSで4回転ジャンプにトライして逆転優勝を目指す。

 昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルでコストルナヤは、SPで自身の世界最高得点を更新する85.45点を記録するなど合計247.59点を獲得し、世界最高点でシェルバコワとトゥルソワを抑えて優勝。FSではトリプルアクセルを立て続けに跳んでジャッジをうならせ、共にトレーニングを行う2人を抑え込むことを狙う。

 3選手はジュニアを卒業してから初の欧州選手権に臨んでおり、ロシア勢としてのこの種目大会7連覇に向け順調に進んでいる。(c)AFP