【1月25日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は24日、第19節が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は途中出場のアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が2得点を記録するなどケルン(1. FC Cologne)を5-1で下し、3位に浮上した。

 FCアウクスブルク(FC Augsburg)との前節で後半にデビューし、ハットトリックを達成して5-3での勝利に貢献したハーランドは、決定力の高さをまたしても証明した。

 キャプテンのマルコ・ロイス(Marco Reus)は、「アーリングについてはただただ素晴らしい。2試合で5得点だ。新天地では苦しむ選手が多いのにね」とハーランドを称賛した。

 3-1のリードで迎えた65分に本拠地デビューを果たした19歳のハーランドは、その11分後に味方のシュートがセーブされたボールに詰めてスコアシートに名を刻むと、87分には抜群のスピードで相手GKティモ・ホルン(Timo Horn)をかわして無人のゴールにボールを流し込んだ。

 チームを指揮するルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督は、ハーランドが2試合続けて後半から登場した理由を説明した。「彼はけがで(昨年の)12月はトレーニングできなかった。なので慎重にならざるを得ない」「頭から出る準備はできていない。彼に関してはプランを持っている」

 また、ドルトムントのミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)スポーティング・ディレクター(SD)は、「彼は今夢を見ている。われわれは彼を起こしたくない」とジョークを飛ばした。「今週はよく練習できていて、信じられないほど意欲的だ。練習ではできるだけ得点しようとしている。チャンスを逃したときは心底怒っているよ」「彼のメンタルは素晴らしい。だから契約した」

 この結果ドルトムントは、王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と勝ち点36で並び、首位RBライプツィヒ(RB Leipzig)との差を4とした。

 ラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)とロイスの得点で前半を2-0で折り返したドルトムントは、後半開始直後にジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が3点目をマーク。その後、相手FWマルク・ウート(Mark Uth)に1点を返されたが、ハーランドが2点を加えて5得点を挙げた。

 今季オーストリア1部リーグのレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)で28得点をマークしたハーランドは、昨年12月に2000万ユーロ(約24億円)でドルトムントに加入。これで、今季公式戦での得点数を24試合で33得点とした。(c)AFP