■「ウェブサイトをよこせ」

 オシート・アンド・コーの代表であるメンデスさんは、ハリボーの代理を務める法律事務所から「停止通告書」を受け取り、ショックを受けた。

 メンデスさんはこの6ページにわたる通告書について「非常に脅迫的な英語で、われわれが彼らの商品をコピーし、不当な競争をしていると書いていた」と語った。

 AFPが通告書のコピーを確認したところ、オシート・アンド・コーは製品の製造、販売、宣伝を全面的に停止し、インターネットおよびそれ以外で行っているすべての販促品を破棄し、スペインで行っている商標登録の申請を取り消し、ドメイン名「ositosconalcohol.com」の所有権を引き渡すようハリボーは要求していた。

 メンデスさんは「われわれはハリボーのブランドを損なうことは何もしていない。二つのクマは全く類似していない」と主張。ハリボーはオシート・アンド・コーの商品を「乗っ取ろう」としていると非難している。

 オシート・アンド・コーの3人は現在、弁護士の助けを借りながら「非常に注意深く」通知書を検討しており、どのように対処するかはまだ決めていない。いずれにしろ、自分たちには「裁判で争う十分な資金がない」ことは認めている。

 メンデスさんは、今のところ「これまで通り」自分たちの商品の販売を続けると語った。(c)AFP/Alvaro VILLALOBOS