【1月24日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)は23日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)関連法案を裁可した。これにより同国は今月31日、何十年にも及んだEUとのつながりを解消し、独立性は強まるものの不確実な未来へと歩み出す。

 EU側は、24日に離脱協定案に署名する見通し。2016年の国民投票でブレグジット支持を先導したボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、数日中に協定案に署名する。

 英議会の上下両院が22日にブレグジット関連法案を承認すると、ジョンソン氏は「ブレグジットのゴールラインを切ることはないと思えることもあったが、われわれは成し遂げた」と述べた。

 ジョンソン氏はEU離脱達成を祝し、記念硬貨を発行するほか、31日には離脱派の多いイングランド北部で特別閣議を開催する。

 ジョンソン氏は今後、残るEU加盟27か国との間の、データから漁業海域に至るあらゆるものに関する取引や共有の条件を定める任務に着手する。(c)AFP/Dmitry ZAKS