【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は22日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-2、6-3でタマラ・ジダンセク(Tamara Zidansek、スロベニア)を退け、3回戦へ駒を進めた。

 今大会で四大大会(グランドスラム)最多タイとなる24度目の優勝を目指す38歳は試合後、同日に同じく3回戦に進出した15歳の新鋭コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)について言及し、自身が同じ年の頃はガウフからは「程遠い」レベルだったと話した。

 元世界ランキング1位のセレーナは、一緒にオフシーズンを過ごしたガウフを「性格からプレーまで、とにかく全体的に驚かされる」「本当にものすごいと思う」「コートの中でも外でも、15歳の時の私のレベルは彼女に遠く及ばない。程遠かった」と称賛し、「最近の子たちは育ち方が違うから分からないけど、今の彼女のように賢かったり、しゃべれたりすることは到底なかった」「感心する」と続けた。

 セレーナに「ファイター」と称されたガウフは今大会、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)1回戦でも勝利したセレーナの姉ヴィーナス(Venus Williams、米国)を再び初戦で破った。

 ヴィーナスは6月に40歳になるが、先に引退するのは自分の方だとセレーナは言う。

「彼女の方が間違いなく長くプレーする。テニスを愛しているから」「ハードに訓練している。健康面でアンラッキーなことが起きてしまうことは時々あるけれど」

 オーストラリアで発生している森林火災で甚大な被害が出る中、この日はコアラのデザインのネイルで試合に臨んだセレーナは、3回戦で第27シードの中国の王薔(Qiang Wang、ワン・チャン)と対戦する。勝ち上がれば、ガウフとは準々決勝で顔を合わせる可能性がある。(c)AFP/Peter STEBBINGS