【1月27日 CNS】故宮博物院(Forbidden City、紫禁城)で毎日発生するごみ約20トンは今後、「宝」に変身する――「故宮廃棄物ゼロプロジェクト」に関する調印式が16日、行われた。今後2年間、故宮は外部の専門家と協力し、段階的に「ゼロ廃棄物オフィス」と「ゼロ廃棄物遊覧」を実現するとしている。

 故宮博物院と万科公益基金会(Vanke Foundation)は、2年の提携を交わした。目的は故宮を廃棄物ゼロの国際的に進んだ博物館とすることで、事務エリアから着手して進める。各種の宣伝・体験イベントを通して、故宮の来場者と多くの市民がごみの分類を実行するよう提唱していく。

 計画では、故宮の廃棄物の分析から開始し、回収ルートをふるい分け、分類装置の設計と配置を行う予定。

 万科公益基金会は、外部の優れた資源を合わせ、清華大学(Tsinghua University)建筑学院、楊明潔設計工作室(YANG DESIGN)などの専門チームの協力を仰ぎ、環境行為学、工業設計とごみ分類処理の先進的技術を合わせた総合的で示範性のあるごみ分類プロジェクトを進めるとしている。(c)CNS-北京日報/JCM/AFPBB News