インターポールの孟前総裁、収賄の罪で懲役13年6月の有罪判決 中国
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【1月21日 AFP】(更新、写真追加)中国の裁判所は21日、国際刑事警察機構(インターポール、Interpol、ICPO)前総裁の孟宏偉(Meng Hongwei)氏に対し、収賄の罪で懲役13年6月の有罪判決を言い渡した。
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孟前総裁は、インターポールの本部があるフランスから中国を訪問した際に行方不明になった。後に収賄罪に問われ、中国共産党から除名されていた。
天津(Tianjin)市の中級人民法院(地裁)は同日、前総裁に懲役刑の他、200万元(約3190万円)の罰金を言い渡した。
また、前総裁は「あらゆる犯罪事実について正直に自白」しており、上訴する意向は示していないと明かした。
昨年6月、同裁判所は、孟前総裁が自身の地位と立場を悪用して「不当な利益を追求」し、収賄を重ねたと指摘。前総裁は、210万元(約3300万円)の賄賂を受け取ったことを認めていた。
一方で前総裁の妻は、自身と2人の子が拉致の標的にされる恐れがあるとの懸念を訴え、フランス当局が昨年、妻の政治亡命を認めた。(c)AFP