【1月21日 Xinhua News】中国外交部の耿爽(Geng Shuang)報道官は20日の定例記者会見で新型コロナウイルス肺炎が海外でも見つかっていることについて、記者から「報道によると、最近、日本、タイ、韓国で感染症例が見つかった。中国は現在、ちょうど春節(旧正月、Lunar New Year)の帰省ラッシュで、多くの人が懸念している。感染が世界に広がるのを防ぐため、中国はどのような措置を取るのか」との質問を受け、次のように答えた。

 私が関係部門に聞いたところでは、これまでに日本、タイ、韓国が中国に感染を通報した。中国はこれらの国と緊密な意思疎通と協力を続け、患者の治療と感染の予防に取り組んでいる。

 どのような措置を取るかについて、私が言えることは現在、武漢(Wuhan)地方政府は出境する人の管理措置を取っているということだ。具体的状況については主管部門と関係の地方政府に尋ねることを提案する。

 私があらためて強調したい点は、武漢での感染発生で中国の関係部門は世界保健機関(WHO)はじめ関係国・地域の機関、香港・マカオ・台湾地区に通報し、緊密な意思疎通を続けているということだ。

 同時に中国の関係部門は感染の推移について迅速に対外的に情報を公開し、説明している。われわれは各国と手を携えて地域と世界の衛生の安全を共に守る。(c)Xinhua News/AFPBB News