【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は22日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-2、6-4で中国の鄭賽賽(Saisai Zheng、ジェン・サイサイ)を下し、3回戦に進出した。

 この試合の大坂は、相手にブレークを許した第2セットの序盤にいら立ちが爆発。ラケットを投げて蹴飛ばし、さらにボールも投げて再びラケットをコートにたたきつけ、ベンチで顔をタオルで覆う一幕があった。しかし強風のコンディションに相手よりもうまく対応し、最終的にはストレート勝利を収めた。

 大坂は「とにかく戦いたかった。ここでは前にもああいう状況(第2セットに1ブレークダウン)になったことがあったから、今回は絶対に第3セットに持ち込まれたくなかった」とコメント。前回女王として「みんないつも以上に私を倒そうと意気込んでくる」と話し、「(昨年は)この大会の後、それに対応できなかった」と認めたが、今回は切り替えて勝利した。

 3回戦では、初戦で四大大会(グランドスラム)優勝7回のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を破った15歳の新鋭コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)との対戦が実現する可能性がある。ガウフは2回戦でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)と対戦する。(c)AFP