【1月19日 AFP】ボクシング、WBAスーパー・IBF世界スーパーウエルター級タイトルマッチが18日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア(Philadelphia)のリアコウラス・センター(Liacouras Center)で行われ、挑戦者のヘイソン・ロサリオ(Jeison Rosario、ドミニカ共和国)が地元の英雄である王者ジュリアン・ウィリアムズ(Julian Williams、米国)を5回TKOで破り、王座を獲得した。

 ロサリオは5回、強烈な右パンチを起点とした連打でウィリアムズからダウンを奪うと、立ち上がった相手に右アッパーと左フックをたたき込んだところで、レフェリーが試合を止めた。

 チャンピオンベルトを渡されたロサリオは、涙を流しながら「今は感極まっていて涙が止まらない」とコメントした。

 これが初のタイトル戦だったロサリオは、戦績を20勝(14KO)1敗1分けに伸ばしている。このところは6連勝で、2017年に唯一の黒星を喫した後はこれで8勝1分けとなった。ロサリオは「前回負けたときに、世界チャンピオンになるまで二度と負けないと宣言した」「それを実現できた」と話した。

 一方、2019年5月にジャレット・ハード(Jarrett Hurd、米国)を判定で破り、王者となったウィリアムズは、初の防衛戦でタイトルを守れず、戦績は27勝(16KO)2敗1分けとなった。(c)AFP