【1月19日 AFP】19-20イタリア・セリエAは18日、第20節の試合が行われ、ラツィオ(SS Lazio)はチロ・インモービレ(Ciro Immobile)がハットトリックを達成するなど退場者を出したサンプドリア(Sampdoria)に5-1で快勝。3位の足場を固めて、首位ユベントス(Juventus)と2位インテル(Inter Milan)に圧力をかけた。

 2000年以来のリーグ優勝を目指すシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督率いるラツィオは、連勝をクラブ記録となる11に伸ばした。インモービレはリーグ戦のゴール数を23に伸ばし、得点ランク首位を独走している。

「残りが7か8、10試合でまだその位置にいれば優勝を信じようとしない理由はない。でも、現時点でのゴールは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場だ」と気を引き締めたインモービレは、「重要なのは浮かれることなくこれを続けていくこと」と話した。

 また、インモービレはゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)がナポリ(SSC Napoli)時代に記録したリーグ最多得点記録36の更新が期待されている。

 2017-18シーズンの29得点が自己最多記録のインモービレは、「イグアインしか成し遂げていないので厳しいね」とコメント。「だがこのチームメート、このファンがいて、この熱狂があればチームは好調を維持できる。自分も得点し続けられたらいい」

 前節ブレシア(Brescia Calcio)に5-1で勝利したサンプドリアだったが、ラツィオに同じスコアで大敗した。ラツィオはユベントスを3ポイント、インテルを1ポイント差で追っており、4位のアタランタ(Atalanta)と5位のASローマ(AS Roma)に10ポイント差をつけている。

 リーグ8連覇中のユベントスは19日にホームでパルマ(Parma Calcio)と、インテルは敵地でレッチェ(US Lecce)と対戦する。

 一方、昨季2位のナポリはホームでフィオレンティーナ(Fiorentina)に0-2で敗れた。昨年10月19日を最後に本拠地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)で勝てていないナポリは、FCバルセロナ(FC Barcelona)とのチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦を来月に控えている。

 リーグ戦3連敗のナポリは、ホームではここ4戦で全敗。昨年12月に解任されたカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)前監督の後任を務めるジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督だが、就任以来5試合で4敗目となった。(c)AFP/Emmeline MOORE