【1月19日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは18日、第23節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はニューカッスル(Newcastle United)に0-1で敗れ、トップ4フィニッシュに向けて手痛い敗戦を喫した。

 同日早い時間に行われた試合でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)がワトフォード(Watford FC)と0-0で、アーセナル(Arsenal)がシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)と1-1で引き分けた中、チェルシーはタインサイド(Tyneside)で勝利すれば4位の足場を固めることができた。

 しかし、ニューカッスルの堅いディフェンスをこじ開けられなかったチェルシーは、後半アディショナルタイムにアイザック・ヘイデン(Isaac Hayden)に頭で決勝点を奪われて敗れた。リーグ戦4試合ぶりの黒星を喫したチェルシーは、5位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に5ポイント差となっている。

 4試合勝利のなかったニューカッスルが待望の勝利を手にした一方、チェルシーは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得争いでライバルとの差を広げるチャンスを逃した。

 チェルシーのフランク・ランパード(Frank Lampard)監督は、「フィニッシュ部分の練習はもうこれ以上できない。ゴール前では本能が必要だ。望む場所にたどり着くためには前線でより多くのゴールを奪う必要がある」とコメント。「私が言っていることは明快で、どこを強化しなければならないかは分かっている。様子を見てみよう」

 ビカレージ・ロード(Vicarage Road)でトッテナムは、70分にGKパウロ・ガッサニーガ(Paulo Gazzaniga)がトロイ・ディーニー(Troy Deeney)のPKをセーブすると、終了間際にはエリク・ラメラ(Erik Lamela)がビッグチャンスを迎えたが、ゴールライン上でイグナシオ・プッセート(Ignacio Pussetto)にボールをクリアされて決勝点を奪えなかった。

 ハムストリングの手術を受けたハリー・ケイン(Harry Kane)が離脱中のトッテナムは、これでリーグ戦3試合連続無得点となった。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるトッテナムは、リーグ戦では昨年12月26日の勝利を最後に4試合白星から遠ざかっており、チェルシーとの勝ち点差は8となった。

 また、昇格1年目で快進撃を続けるシェフィールドと引き分けたアーセナルは、チェルシーと10ポイント差となっている。

 前半アディショナルタイムにアーセナルは、18歳のガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)がブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のクロスに合わせて先制したが、83分にジョン・フレック(John Fleck)に同点とされて勝利を逃した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS