【1月19日 Xinhua News】中国・四川省(Sichuan)アバ・チベット族チャン族自治州(Ngawa Tibetan and Qiang Autonomous Prefecture)汶川県(Wenchuan)を震源として2008年に発生した四川大地震を生き抜いた豚の「猪堅強(Zhu Jianqiang)」が、旧暦で亥(い)年の年末に当たる16日、新しい家に引っ越した。

 豚としては高齢の12歳になった猪堅強は、見物客が見守る中、好物のリンゴを食べながら、飼育員によって以前の小屋から新居「猪堅強の家」に移された。

 猪堅強はもともと、同省彭州市の竜門山鎮団山村に住む万興明さんの自宅で飼育されていた。08年5月12日に発生した四川大地震により、がれきの下に36日間閉じ込められたが、雨水や木炭を口にして奇跡的に生き延びた。同年6月17日に救援スタッフにより救出された際、地震前に150キロあった体重が50キロまで減っていた。この出来事は瞬く間に中国全土に伝わり、猪堅強は誰もが知る人気者になった。(c)Xinhua News/AFPBB News