【1月18日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は17日、ミャンマーを公式訪問した。盛大な歓迎を受けた習氏は、ミャンマーとの関係の「新時代」を導くと約束した。今回の訪問の目的は、苦境に立つアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問率いるミャンマー政府を支援し、数十億ドル規模のインフラ整備の協定合意を推進することにある。

 中国国営新華社(Xinhua)通信によると、習氏が乗った航空機はミャンマーの戦闘機に護衛されて首都ネピドーの空港に到着。関係者が出迎える中、子供たちが習氏に花を手渡した。

 中国はミャンマーに対する最大の投資国であるだけでなく、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)迫害問題をめぐって西側諸国から孤立するミャンマーにとってなくてはならない存在になっている。しかし、野心的な中国政府に対して広がる不信感と、中国とミャンマーの国境付近を拠点とした武装勢力に対する中国政府の影響力が両国関係を損ねる恐れがある。

 新華社通信によると、習氏はミャンマーの指導者らに対し、「両国が協力することで今回の訪問が成功し、2国間関係を新しいレベルに、そして新しい時代に導くと確信している」と述べた。(c)AFP/Hla-Hla HTAY / Dene-Hern Chen