【1月17日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は16日、来月16日にシカゴで開催されるオールスターゲーム2020(2020 NBA All-Star Game)の先発メンバーを決める、ファン投票の第3回途中経過を発表した。

 ここまで最多得票を集めているロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、全体順位で2位につけるダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)との差を14万9564票にまで広げた。

 シーズン最優秀選手(MVP)に4度輝いているジェームズは、1週間前までドンチッチに8万2001票差と迫られていたが、同選手を引き離してウエスタンカンファレンスでトップの474万7887票を集めている。一方でイースタンカンファレンスではミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が447万4107票で首位に立っている。

 このままいけば、両カンファレンスで最も多い票を集めているジェームズとアデトクンポがチームキャプテンを務めることになる。両選手は昨年のオールスター(2019 NBA All-Star Game)でもキャプテンに選ばれ、このときはチームレブロンが178-164でチームヤニスを下した。

 ファンに50パーセント、現役選手とバスケットボールメディアに25パーセントずつが割り当てられているスターター10人を選ぶ投票では、各カンファレンスから2人のガードと3人のフロントコートが選ばれる。投票は今月20日に締め切られ、スターターはその3日後に、NBAのヘッドコーチ(HC)によって選出されるリザーブは同30日に発表される。

 さらに両キャプテンは来月6日、投票によって選出されたスターターとリザーブから、カンファレンスに関係なく選手を選んでそれぞれのチームを編成する。

 ウエスタンのフロントコート陣では、ジェームズのほかレイカーズのアンソニー・デイビス(Anthony Davis)やロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のカワイ・レナード(Kawhi Leonard)が得票数で圧倒しており、ガード陣ではドンチッチとヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームズ・ハーデン(James Harden)が大差をつけている。

 イースタンのフロントコート陣では、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のパスカル・シアカム(Pascal Siakam)とフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のジョエル・エンビード(Joel Embiid)という2人のカメルーン出身選手が首位アデトクンポを追っており、204万6257票を集めているマイアミ・ヒート(Miami Heat)のジミー・バトラー(Jimmy Butler)は4位につけている。シアカムは今回の途中発表で、エンビードを上回って2位に浮上した。

 イースタンのガード陣ではスターター争いが激しくなっており、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のトレイ・ヤング(Trae Young)が206万6924票で首位に立ち、けがから復帰したばかりのブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)は181万4618票で2位につけている。

 また、今季アービングの代わりにボストン・セルティックス(Boston Celtics)でガードに入っているケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)は、179万7633票で3位となっている。(c)AFP