【1月17日 AFP】米中央軍(US Central Command)は16日、米軍が駐留するイラク基地に対するイランのミサイル攻撃で、米兵少なくとも11人が負傷したと発表した。米軍は当初、人的被害はなかったと発表していた。

 米中央軍のビル・アーバン(Bill Urban)報道官は、「1月8日にイランがアサド(Al-Asad)空軍基地に対して行った攻撃で米兵に死者はなかったが、数人が爆発による脳振とうの症状で治療を受け、今も検査の対象となっている」と述べた。

 攻撃当時、アサド基地に駐留していた米兵約1500人のほとんどは、上層部からの事前の警告を受けて地下壕(ごう)に退避していた。

 当初の米軍発表では、物的被害は甚大だったものの、人的被害はなかったとされていた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領も、「昨夜の攻撃で傷ついた米国人はいなかった」と直後に述べていた。(c)AFP