ミラン加入のキアル、かつて衝突した同僚イブラとの間に「問題はない」
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【1月17日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に新加入したDFシモン・キアル(Simon Kjaer)は16日、約3年前の試合で喉をつかまれたものの、チームメートになったFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)との間にわだかまりはないと主張した。
7度の欧州制覇を誇るも低迷しているミランはこの冬、買い取りオプション付きのローン移籍で30歳のキアルを獲得し、イブラヒモビッチの補強にも成功した。
スペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)から加入したキアルは、「彼とはこれまでのキャリアで何度もマッチアップしてきた」と記者会見で語った。
「僕らはピッチ上で何度か衝突したが、今は互いの関係に一切問題はない。僕らは同じ目標に向かって努力している」
トルコ1部リーグのフェネルバフチェ(Fenerbahce)に所属していたキアルは2016年11月、2-1で勝利したヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦でイブラヒモビッチに喉をつかまれ、試合後には同選手を「傲慢(ごうまん)」と批判していた。
2016年からデンマーク代表のキャプテンを務め、同チームで95試合に出場し3ゴールを挙げているキアルは「彼の存在は、全員にとってさらなる後押しになる。彼は偉大な勝者であり、キャリアがそれを証明している」と続けた。
「彼がチームにいれば誰だってうれしく思う」
キアルは昨年9月からアタランタ(Atalanta)にローン移籍していたが、公式戦の出場はわずか6試合にとどまっていた。
セリエAのパレルモ(US Citta di Palermo)やASローマ(AS Roma)でもプレーしたキアルは、「僕にとってミランはずっと夢だった。チャンスが来たときは飛びついた」と話した。
ミランは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権が与えられる4位と10ポイント差の10位につけている。(c)AFP