【1月17日 AFP】(更新)中国中部の武漢(Wuhan)市の当局は16日夜、新型コロナウイルスによる肺炎で69歳の男性が15日に死亡し、新型コロナウイルスによる死者が2人になったと発表した。

 新型コロナウイルスの流行の中心地とみられている武漢の保健委員会によると、男性は昨年12月31日に発症。その5日後、肺結核と多臓器不全によって病状が悪化した。

 同委員会によると、中国での新型コロナウイルスによる肺炎患者は少なくとも41人。うち12人が回復して退院した一方、5人は重症となっている。

 またタイ保健省は17日、タイで2人目となる新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表した。感染が確認されたのは今月13日に観光で武漢からタイを訪れた74歳の中国人女性で、症状が表れたため病院で治療を受けているが、現在は回復へ向かっている。

 日本でも感染者が1人確認されており、武漢への渡航歴があったという。(c)AFP