【1月17日 AFP】男子テニス、元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が16日、骨盤のけがが回復していないとして、ツアー復帰が予定より遅れる見通しを明らかにした。

 昨年11月にスペインで行われた国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)以降、プレーから遠ざかっている32歳のマレーは、来月の南フランス・オープン(Open Sud de France 2020)とABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2020)のどちらかで復帰すると明かしていた。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝の実力者であるマレーは、「復帰に関して、何かを急いだり時間的な制限を設けたりしたくない」「体の調子を見てコートから距離を置きながら、適切な時期を決めていく」と語ったと、英メディアが報じている。

「骨の打撲が最初の想定より長引きそうだ。だから、2月の仏モンペリエ(Montpellier)大会とオランダ・ロッテルダム(Rotterdam)大会では、プレーしないことにする」

 現在世界ランク127位につけるマレーは、デビスカップで被った今回のけがにより、すでに20日に開幕する全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の欠場も余儀なくされた。昨年は股関節置換手術を乗り越え、今年の全豪でグランドスラム復帰を目指していた。(c)AFP