【1月17日 Xinhua News】中国は16日午前11時2分(日本時間午後0時2分)酒泉衛星発射センター(Jiuquan Satellite Launch Center)から運搬ロケット「快舟(Kuaizhou)1号A」を使って中国初となる通信能力10Gbps(ギガビット毎秒)の低軌道ブロードバンド通信衛星「銀河航天首発星」を打ち上げることに成功した。衛星は順調に予定の軌道に投入され、打ち上げ任務は円満に遂行された。

「銀河航天首発星」は銀河航天(北京)科技有限公司が自主研究開発した国際的先進水準を備える低軌道ブロードバンド通信衛星。Q/VやKaなどの周波数を採用し、10Gbpsの高速中継通信能力を持ち、ユーザーにブロードバンド通信サービスを提供できる。軌道に投入された後、関連技術と業務の検証を行う。

「快舟1号A」は中国航天科工集団有限公司(CASIC)航天三江集団所属の航天科工火箭(ロケット)技術有限公司が開発した小型固体運搬ロケットで、国際汎用インターフェースを採用し、主に低軌道衛星の打ち上げに使われる。軌道投入の精度が高く、準備期間が短く、打ち上げコストが低いなどの特徴がある。「快舟1号A」による打ち上げは8回目。(c)Xinhua News/AFPBB News