【1月15日 CNS】中国・山東省(Shandong)済南市(Jinan)の大明湖で11日、「第8回済南泉水国際寒中水泳大会」が行われ、中国、フィンランド、ロシアなど30か国・地域から102チーム、1195人が寒さをものともせずに参加した。

 気温が約2度の午後2時30分に大会はスタート。湖の表面が薄い霧に覆われたなか、丹念にウオーミングアップをした参加者たちが号砲とともに一斉に飛び込んだ。

 在中国フィンランド大使館のペトラ・テーマン(Petra Theman)公使も寒中水泳を体験した。フィンランドと中国は2019年から「ウインタースポーツイヤー」活動をはじめ、4年間にわたり共同でスポーツイベントを開く計画だ。今回の国際寒中水泳大会は、北京で中国とフィンランドの首脳会談が行われる直前に開かれた。済南市とフィンランドの多くの都市は「ウインタースポーツイヤー」の活動を通じて、スポーツ、経済、貿易などの分野での交流を深めている。

 済南市人民代表大会常任委員会の許強(Xu Qiang)副主任は「寒中水泳大会はローカルイベントから始まり、国際大会に発展した。規模や知名度も大きくなり、わき水が豊富で『泉の城』と呼ばれる済南の名刺になっている」と話す。(c)CNS/JCM/AFPBB News