【1月15日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は14日、中東歴訪最後の訪問国となるオマーンで、ハイサム・ビン・タリク・サイド(Haitham bin Tariq al-Said)新国王と会談した。

 イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官が米軍による攻撃で殺害されたことを受け、中東地域の緊張が高まっている中、安倍首相の歴訪は行われた。

 外務省の声明によると、安倍首相とハイサム新国王は、地域の安定化のために協力し、相互関係を発展させることで合意した。

 ハイサム新国王は、元首としての在位期間が近代アラブ世界で最長だったカブース・ビン・サイド(Qaboos bin Said)国王が今月10日、79歳で死去したことを受け、11日に即位したばかり。安倍首相は、カブース国王への哀悼の意も表した。(c)AFP