【1月15日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻が主要王族の地位から退くと宣言した電撃発表について、英王室の主要メンバーが開いた緊急会合をめぐり、王子夫妻に対する新たな批判が生まれている。

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)は13日の会合で、王子夫妻がカナダと英国間を行き来することを許可。会合後に出した異例の声明で、協議は「非常に建設的」に行われたとした一方で、夫妻の決定は自身が望んだものではなかったと認めた。

 英大衆紙はこぞって、この会合をめぐる批判を展開。王室記者のフィリップ・ダンピアー(Philip Dampier)氏はデーリー・エクスプレス(Daily Express)紙の記事で、「これが意味することはただ一つ。ヘンリーとメーガンの勝利だ!」「例えるならば、2人は女王の額に銃をつきつけ、女王がそれに屈したのだ」と記した。

 サン(Sun)紙は論説で「女王がヘンリーとメーガンによる短気で身勝手な要求に屈したことは、女王の治世で最大の過ちとなるかもしれない」と指摘。デーリー・ミラー(Daily Mirror)紙は、女王が「ヘンリーとメーガンからの無礼な扱いには悲しくも欠けていた無私の精神を示した」と伝えた。

 ヘンリー王子夫妻の将来に関する最終決定は、数日以内に出される見通し。(c)AFP