【1月14日 AFP】中東歴訪中の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は12日、イランとの軍事衝突は世界の平和と安定に影響を及ぼすと警鐘を鳴らした。

 安倍首相は今回の中東歴訪で、米軍によるイラン司令官殺害を受けて高まっていた中東の緊張緩和を目指している。

 外務省の大鷹正人(Masato Ohtaka)報道官によると、首相はサウジアラビア北西部ウラ(Ula)で同国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)と1時間にわたり会談し、中東で高まる緊張について協議。「イランを含む中東地域での軍事衝突は、地域のみならず、世界の平和と安定に大きな影響を及ぼす」と述べ、「全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くす」よう求めた。

 安倍首相はサウジアラビアの他、アラブ首長国連邦(UAE)とオマーンも訪問する。(c)AFP