【1月14日 AFP】(更新)英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻が主要王族の地位から退くと発表したことを受け、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)は13日、夫妻の将来についての計画が固まるまでの間、夫妻に英国とカナダを行き来する「移行期間」を認めると発表した。

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 エリザベス女王は同日、息子で王位後継者のチャールズ皇太子(Prince Charles)、同皇太子の長男ウィリアム王子(Prince William)と次男ヘンリー王子と共に、イングランド東部にあるサンドリンガム(Sandringham)離宮で会合を開いた。

 女王は会合での協議について「極めて建設的」だったと述べ、王室メンバーらは「若い家族として新たな生活を築きたいというヘンリーとメーガンの望みを全面的に支援する」と明言。「私たちは夫妻がフルタイムの現役王室メンバーであり続けることを望むが、私の家族の貴重な一員でありつつも、一つの家族としてより独立した生活を送りたいとの望みを尊重し、理解する」と述べた。

 女王は「ヘンリーとメーガンは、新たな生活では公費に頼りたくないとの意思を明示した。従って、私たちは夫妻がカナダと英国で暮らす移行期間を設けることで合意した。これらは私の家族が解決すべき複雑な問題であり、すべきことは多くあるが、私は数日以内に最終決定がなされるよう求めた」という。(c)AFP