【1月13日 AFP】(更新)イラン政府は13日、同国軍がミスによってウクライナ機を撃墜したと認めるまでに数日を要したことをめぐり、「隠蔽(いんぺい)」を否定した。

 同国政府のアリ・ラビエイ(Ali Rabiei)報道官は国営テレビで放映された映像で、「ここ数日の悲しみの日々の間、多くの批判の矛先が関係者らと当局に向けられた。一部の当局者らは、うそをついて隠蔽したとさえ非難されたが、実際はそうではない」と話した。

「うそをつくのは、意図的かつ故意に事実を捏造(ねつぞう)することだ。うそをつくのは隠蔽することだ。うそをつくのは、事実を知りながら明かさなかったり、真実をねじ曲げたりすることだ」とラビエイ氏。

 これに対し、11日に撃墜を認める以前に政府高官らが発表していた詳細はいずれも、その時点で把握していた情報に基づいたものだったと説明。

「米国がイランに仕掛けた心理戦がピークに達していたあの数日間に意見表明した者は全員、その時点で手にしていた情報を基に話していた」と語った。(c)AFP