【1月13日 AFP】バドミントンの男子世界ランク1位に立つ桃田賢斗(Kento Momota)が13日、マレーシアで交通事故に巻き込まれ負傷した。桃田らを乗せた車の運転手が死亡し、同選手を含む4人が軽傷を負ったという。

 国営ベルナマ(Bernama)通信が報じたところによると、12日にマレーシア・マスターズ(PERODUA Malaysia Masters 2020)の男子シングルスで優勝を飾ったばかりだった桃田らが乗ったバンは13日未明、クアラルンプール空港(Kuala Lumpur International Airport)に向けて主要高速道路を走行中に事故に遭ったという。バンは低速走行していた大型トラックの後方に衝突し、運転手は現場で死亡が確認されたと同通信は伝えている。

 消防当局は「犠牲者の遺体と負傷者全員」が行政首都プトラジャヤ(Putrajaya)の病院に搬送されたとしたものの、コメントの要求には応じておらず、他の負傷者についてははっきりとしていない。

 桃田は前日行われたマレーシア・マスターズ決勝でヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)を下して優勝を飾り、東京五輪に向けて弾みをつけていた。(c)AFP