【1月13日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは12日、第22節の試合が行われ、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がハットトリックを達成してリーグの外国人最多得点記録を更新したマンチェスター・シティ(Manchester City)は、アストン・ビラ(Aston Villa)に6-1で大勝した。

 試合の消化が一つ少ないながらも首位を独走するリバプール(Liverpool FC)に14ポイント差をつけられているため、シティのリーグ連覇は厳しい状況となっているが、アグエロが攻撃をけん引してレスター・シティ(Leicester City)から2位の座を奪い返し、タイトルを諦めない姿を示した。

 プレミアリーグでの通算得点数を177に伸ばしたアグエロは、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏が持っていた外国人最多得点記録を塗り替えた。また、2011年にスペイン1部のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)から加入したアグエロは、リーグ通算12回目のハットトリックを達成。アラン・シアラー(Alan Shearer)氏の記録を抜いて、その数でも単独首位に立った。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「彼はすでにレジェンドだったが、今夜も伝説に昇華した。彼は私がこのリーグで見てきた中で最高の選手の一人」とアグエロをたたえた。

「これだけの数のゴールとハットトリックを記録したということは、何年にもわたって素晴らしい状態を維持してきたことを意味する。安定感のあるプレーを長年続けてきた。これは彼への最大の賛辞だ」

 グアルディオラ監督には、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に先勝した7日のイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2019-20)準決勝第1戦からアグエロを含め6人を入れ替える戦力的な余裕があった。

 なお、アストン・ビラは8日のフットボールリーグカップ準決勝第1戦でレスターと1-1で引き分けており、3月1日に決勝が行われるウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)のピッチに立つ可能性を残すが、シティの3季連続優勝を阻むのは難しいことが証明される結果となった。(c)AFP