【1月12日 AFP】東西分裂が続くリビアで、内戦を繰り広げる国民合意政府(GNA)と民兵組織「リビア国民軍(LNA)」が、両者にそれぞれ影響力を持つロシアとトルコによる呼び掛けを受けて停戦に合意し、12日に停戦が発効した。

 石油資源の豊富なリビアは2011年、北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けた反体制派が政権を打倒し、独裁者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐を殺害して以降、混乱状態が続いている。

 昨年4月以降、首都トリポリに本拠を置き、国連(UN)が正統性を認めるGNAは、同国東部を本拠とする元国軍将校で実力者のハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)氏率いる部隊から攻撃にさらされており、数日前には北部沿岸の都市シルト(Sirte)がハフタル派に奪還されていた。

 ハフタル派の部隊は11日、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の呼び掛けに合わせる形で1月12日の午前0時(日本時間同7時)から停戦に入ると発表。

 またGNAのトップ、ファイズ・シラージュ(Fayez al-Sarraj)暫定首相は12日未明、停戦合意を発表し、午前0時に発効したと述べた。

 ただ同暫定首相は、「相手側がもたらし得るいかなる攻撃および侵略には応戦する正当な権利がある」と強調。一方のハフタル派の部隊も、「敵対陣営」によるいかなる違反にも「重大」な対応を警告した。(c)AFP