【1月12日 Xinhua News】中国公安部が発表した統計によると、2019年、中国全国の「機動車両」(自動車や二輪車などエンジン付き車両)の新規登録台数は3214万台、保有台数は3億4800万台だった。自動車の新規登録台数は2578万台、保有台数は2億6千万台で、このうち自家用車の保有台数は初めて2億台を超えた。

 19年末時点で、乗用車の保有台数は18年末より1926万台(9.37%)増の2億2千万台だった。うち、自家用乗用車の保有台数は2億700万台と、初めて2億台を超え、この5年では年平均1966万台の増加となった。

 中国全国で、自動車の保有台数が100万台を超えた都市は66を数える。19年末時点で、自動車保有台数は18年末より2122万台(8.8%)増の2億6千万台となった。

 自動車の保有台数が200万台を超えた都市は30あり、北京市、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)、重慶市(Chongqing)、江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)、上海市、河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)、広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)、陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)、湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)、広東省東莞市(Dongguan)、天津市(Tianjin)の11都市では300万台を超えた。

 新エネルギー車(NEV)の保有台数は381万台。19年末時点で、中国のNEV保有台数は18末より120万台(46.1%)増の381万台で、自動車の保有台数全体の1.5%を占めた。新規増加したNEV台数は2年連続で100万台を超え、急増傾向が続いている。

 自動車所有権の移転登録は増加傾向にある。19年、中国公安交通管理部門が処理した機動車両の所有権の移転登録件数は2574万件だった。うち、自動車所有権の移転登録件数は18年末より386万件(18.8%)増の2444万件で、全体の94.9%を占めた。この5年で、自動車の所有権移転や名義変更の件数が占める割合は、59.0%から95.0%に拡大し、中古車取引市場が旺盛な様子を物語っている。

 19年、中国の機動車両の運転免許保有者数は4億3500万人に達した。うち、自動車の運転免許保有者数は3億9700万人で、全体の91.3%を占めた。19年、中国で運転免許を取得してから1年以内の人数は2943万人で、全体の6.8%を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News