【1月14日 Xinhua News】世界最大の家電・IT見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2020」が7日から10日まで、米ラスベガスで開催された。中国家電大手・海爾集団(ハイアール)が「CES2020」に出展し、自社最新のスマートテクノロジーを披露した。

 ハイアールは米グーグルのブースでは、これまで107の国と地域で販売されている音声で操作可能なスマートエアコンを展示した。その傘下にある高級ブランドCasarteの展示エリアでは、モノのインターネット(IoT)、第5世代移動通信システム(5G)、音声操作などの先進技術がセンサー、カメラ、ゲートウェイといった小型家電に溶け込み、ユーザー体験や人々の生活の質を向上させた。現場では、ユーザーが「ただいま」と言うだけで、スマートリビングの照明やテレビが同時に起動し、エアコンも温風を送り始めたという。

「CES2020」で展示した製品やサービスの他、Candy、AQUA、Fisher&Paykelなどハイアール傘下のブランドは、欧州や日本、ニュージーランドでスマートホームソリューションの提供といったサービスも行った。

 現在、ハイアールはパキスタン、英国、インド、タイにスマートホーム体験店を設置している。

 ハイアールが公開したデータによると、ハイアール・スマートホームのパッケージユーザーは世界で2000万人近くに達し、うちアジアのユーザーが半数以上を占めている。(c)Xinhua News/AFPBB News