【1月23日 CNS】「コンロ1台とテーブル3台」からスタートし、今では年間売り上げ150億元(約2385億円)を誇るようになった中国北西部・青海省(Qinghai)のラーメン産業。インターネットを通じてさらなる飛躍を遂げようと、西寧市(Xining)で昨年末、「青海省ラーメン産業インターネットプラットホーム」が始動した。

 農作物が育ちにくく、貧困地域が多い青海省東部では、1980年代から農民たちが土地を捨て、ラーメンを産業として振興することに取り組み始めた。お互いに助け合い、「1年目に資金を稼ぎ、2年目にラーメン職人となり、3年目に店をもつ」という目標を実現。「コンロ1台とテーブル3台」という小さな店から、売り上げを増やしていった。

 青海省の統計によると、今では青海省出身のラーメン職人約20万人が中国全土で約2万7200店舗を経営。年間売上総額は150億元を超え、海外にも進出している。

 一方で、青海ラーメンのブランド力がまだ低いことや人件費の上昇、仕入れの効率化、資金調達などの課題に直面しており、インターネットプラットホームを立ち上げることになった。業界のデータを統合し、食材管理や店舗経営のノウハウを共有することで、商品開発や経営改善を図っていく。

 浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で十数年前からラーメン店を営む馬真(Ma Zhen)さんは「インターネットの巨大な力を借り、青海ラーメンのブランド力の向上、資金調達、商品の統一化といった難題を解決したい」と話す。

 中国建設銀行(China Construction Bank)のインターネットファイナンス部門ゼネラルマネジャーの劉守平(Liu Shouping)さんは、「クラウドサービスやビッグデータなどの新技術を使い、青海ラーメン産業の結びつきを強化し、質の向上をサポートする」と強調している。(c)CNS/JCM/AFPBB News