セレーナも豪森林火災の支援表明、サイン入りウエアを出品
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【1月10日 AFP】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が10日、オーストラリアで拡大している大規模な森林火災の消防活動を支援するため、現在出場中のASBクラシック(2020 ASB Classic)で着用したサイン入りウエアなどをオークションに出品した。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)の前哨戦として、ニュージーランド・オークランド(Auckland)でASBクラシックに臨んでいるセレーナは、今回の森林火災で義援金などを寄付している世界中のスター選手の輪に加わった。
四大大会(グランドスラム)通算23勝を誇るセレーナは、「オーストラリアには友人がたくさんいる。あちらこちらで大惨事となっている」「とにかく毎日、母国やオーストラリアにいる人々に対して、『自分に何ができる? 何かできることはある?』と聞いている。本当に自分も打ちのめされていて、多くの人々が同じ気持ちに違いない」と語った。
今回出品されているウエアは、「セレーナのために特別に作られたオーダーメードのナイキ(Nike)のドレス」とされており、同選手がカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)に勝利した1回戦で着用したものとなっている。
その他にも、セレーナとキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)がサインしたテニスボールに加え、長年にわたりセレーナのコーチを務めているパトリック・ムラトグルー(Patrick Mouratoglou)氏による1時間のプライベートレッスンの権利も出品された。
今大会第1シードのセレーナはこの日、ラウラ・シグムンド(Laura Siegemund、ドイツ)との準々決勝に臨み、6-4、6-3で快勝して3年ぶりのタイトル獲得に向けてベスト4入りを決めた。
一方、元世界ランク1位で第5シードのウォズニアッキも、大会連覇を目指す第4シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)を6-1、6-4で撃破し、準決勝進出を果たした。(c)AFP