重武装集団がニジェール軍事施設襲撃、25人死亡 反撃で「テロリスト」63人殺害
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【1月10日 AFP】ニジェール国防省によると、重武装の集団が9日、同国の軍事施設を襲撃して25人を殺害した。ニジェール側はこれに反撃し、63人の「テロリスト」を殺害した。
国防省の報道官がテレビで語ったところによると、攻撃を受けたのはマリとの国境に近い西部ティラベリ(Tillaberi)州の軍事施設。午後1時(日本時間同9時)に車両とバイクに乗った集団が攻撃を始めたという。
同報道官は、「ニジェール空軍とパートナーの航空支援を受けた反撃で、敵を攻撃し、境界の外に撃退した」と説明した。パートナーとは多くの場合、サヘル(Sahel)地域に展開する米国の無人機またはニジェール国内に展開するフランスの戦闘機もしくは無人機を指す。
報道官によると、「友軍側」は25人が死亡、6人が負傷し、「敵側のテロリスト63人を無力化」した。
ブルキナファソとも隣接するティラベリ州では、昨年12月にもマリとの国境付近にある軍事施設を過激派数百人が迫撃砲などで攻撃し、兵士71人が死亡。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。
2012年にマリ北部で武装したイスラム教徒が蜂起して以降、武装勢力による襲撃はブルキナファソやニジェールを中心に、広大なサヘル地域に拡散し、何千人もの民間人が死亡し、100万人以上が家を追われている。(c)AFP