ヘンリー王子夫妻、おとぎ話から一転した結婚
このニュースをシェア
【1月9日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は8日、高位王族の地位から退き、北米で過ごす時間を増やすと発表した。
おとぎ話のような結婚で一躍、英王室の注目カップルとなったヘンリー王子夫婦だが、2年もたたないうちに高位王族から退くという衝撃的な発表を行うこととなった。
■一目ぼれ
ヘンリー王子が米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)さんと出会ったのは31歳の時だった。当時メーガン妃は34歳で、3年前に離婚を経験していた。一方、ヘンリー王子は何人かとの交際経験があり、10年間の陸軍任務経験があった。
2人はメーガン妃がロンドンに立ち寄った2016年7月、共通の友人の紹介で知り合った。当時はお互いのことをほとんど知らなかったと後に話している。2人の仲は急速に深まり、ヘンリー王子は2017年11月の夜、ローストチキンを調理している最中にプロポーズした。
■おとぎ話のような結婚式
2人の結婚を英メディアは歓迎した。メーガン妃は働く自立した女性で、近代的なイメージを醸しだしており、英王室に新しい風を吹き込むと考えたのだった。
また国民は、12歳で母親のダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)を亡くした少年が、幸せを見つけたことに安堵(あんど)した。
2人は2018年5月19日、ウィンザー城(Windsor Castle)で結婚式を挙げた。メーガン妃は実の父親と疎遠になっていたため、バージンロードの途中までは一人で歩き、残りはチャールズ皇太子(Prince Charles)が付き添った。
■第1子の誕生
王子夫妻は、2ベッドルームの家から、ロンドンのケンジントン宮殿(Kensington Palace)に移り住んだ。その後、第1子の誕生を控えた2019年4月、ケンジントン宮殿よりも広い、ロンドン西郊ウィンザー(Windsor)のフログモア・コテージ(Frogmore Cottage)に移った。
2019年5月6日に誕生した第1子は、アーチー・ハリソン・マウントバッテンウィンザー(Archie Harrison Mountbatten-Windsor)と名付けられた。
アーチー君をウィンザー城でお披露目した際、メーガン妃は「私には最高の男性が2人いる。とても幸せだ」と話していた。