【1月9日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、83)は8日、修道女の頬にキスする際、昨年末の熱狂的な女性信者とのトラブルにちなんだジョークを飛ばした。

 教皇は毎週恒例の一般謁見(えっけん)の前に信者たちにあいさつした際、大きな声で「教皇万歳!」と繰り返していた熱狂的な修道女に、「あなたにキスをするが、どうか冷静に。かみつかないように!」とジョークを飛ばした。教皇がかがんで修道女の頬にキスをすると、周囲に集まっていた信者から歓声が上がった。

 教皇はバチカン市国で昨年の大みそかに集まった信者らにあいさつをした際、女性信者から手を引っ張られ、体勢を崩した。いら立ちをあらわにした教皇が、女性の手を2度たたいて振りほどく様子を捉えた映像は、ソーシャルメディアで一気に拡散。教皇は翌日、バチカンでの新年のミサを前に「人は我慢ができなくなることがよくある」と告白。「私にもある。昨日の悪い事例を謝罪する」と語った。(c)AFP