【1月9日 AFP】欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービス(C3S)は、2019年が観測史上2番目に暑い年で、2010~19年も観測史上最も暑い10年間だったと発表した。

 C3Sが公表したデータによると、2019年の世界の平均気温は、100年に1度の規模のエルニーニョ(El Nino)現象によって気温が0.12度押し上げられ、観測史上最も暑い年となった2016年の記録に0.04度差まで肉薄した。

 さらに、2015~19年も観測史上最も暑い5年間、2010~19年も観測史上最も暑い10年間となった。

 2019年の世界の気温は、1981~2010年の平均を0.6度、産業革命以前の水準を1.1~1.2度上回った。

 欧州だけでみても、2019年は観測史上最も暑い年だった。

 C3Sによると、2019年は大気中の炭素濃度が増加を続け、観測史上最高を記録。二酸化炭素(CO2)濃度は現在、少なくともこの80万年間で最高となっている。(c)AFP/Patrick GALEY