【1月9日 AFP】米大リーグ(MLB)、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)に新加入した秋山翔吾(Shogo Akiyama)外野手が8日、本拠地グレート・アメリカン・ボール・パーク(Great American Ball Park)で入団会見を行った。

 プロ野球の埼玉西武ライオンズ(Saitama Seibu Lions)に所属していた9シーズンで通算打率.301を記録した31歳の秋山は、レッズと3年総額2100万ドル(約23億円)で契約。この日は大勢の日米メディアに背番号4の新ユニホームを披露した。

 1882年に創設されたレッズでは、秋山が初の日本人選手となる。会見でも「日本人がメジャーリーガーとしてまだ在籍していないというのは大きな魅力だった」と話した。

 レッズのディック・ウィリアムズ(Dick Williams)編成本部長は、「ショウゴはようやくユニホームと帽子を手にし、契約書にもサインをしたので、これで公式に『ショー(翔)タイム』と口にしても安全だ」と秋山の入団を歓迎した。

 レッズは直近のプレーオフ進出となっている2013年の後はシーズン負け越しが続いているほか、1995年以来プレーオフでの勝利がなく、最後のワールドシリーズ制覇は1990年までさかのぼる。

 昨季の1点差負けはメジャー最多の33試合だったレッズは、秋山に上位打線での安打と出塁に加え、外野のすべてのポジションを守ることを期待している。

 レッズのニック・クラール(Nick Krall)ゼネラルマネジャー(GM)は、「特定の選手をうまく組み合わせていく。われわれは彼がレギュラーでプレーし、外野の全ポジションでプレーすることになると伝えた」と明かした。

 最初にオファーを提示してきたレッズの「熱意に感銘を受けた」という秋山は、球団から与えられたチャレンジがどのようなものでも準備はできていると話し、「ポジションに関しては、チームに必要と思われるところでやりたい」と語った。

 また、「同級生」のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の前田健太(Kenta Maeda)との対戦を楽しみにしているといい、「自分が早く試合に出ることをかなえて、戦えることを望んで頑張りたいと思う」と意気込みを口にした。(c)AFP